マーライオン
「マー」はフランス語で「海」。海の街という名の都市がシンガポール近郊にかつてあったらしい。またライオンは11世紀のマレーシア王族が荒れ狂う海に王冠を投げると、ライオンが現れて王族が大地をおさめることを許し、海が静まった伝説に因んでいるそうです。
王族はその大地を「ライオン(Singa)の都市(Pura)」「Singapura(シンガプーラ)」と名づけました。
タンジョン・パガー駅 (マレー鉄道)
かつてのイースタン&オリエンタル・エクスプレスの終着駅でしたが、現在シンガポール側の終着駅は、2011年7月1日に、国境近くのウッドランズ・トレイン・チェックポイントに移転しています。イースタン&オリエンタル・エクスプレスはシンガポールからタイのバンコクを2泊3日、バンコクからシンガポールを3泊4日で走っていましたが、現在も運行されているかは分かりません。この写真は、まだタンジョン・パガー駅が終着駅だった頃のものです。
チャイナタウン(英文表記: Chinatown、中文表記: 牛车水)
シンガポールのチャイナタウンは、中国語で牛车水(牛車水)と書き、ここに華人が住み始めた当時、給水設備がなく水を牛車で運んだことに由来します。シンガポールの都市計画を推し進めたトーマス・ラッフルズが1822年にここを華人の居住区に定めました。
スリ・マリアマン寺院
写っているヒンドゥー教寺院は、スリ・マリアマン寺院といってチャイナタウンのサウス・ブリッジ・ロードにあります。寺院は国定記念物に指定され、観光客の主な観光地の一つです。歴史的にスリ・マリアマン寺院は新しくやってきた移民達、特にインド南部のタミル・ヒンドゥー教コミュニティの人々の避難所として機能していました。こうした移民達への重要な信仰の場の他に、移民達が仕事や永続的に住む家を見つけるまで、寺院は収容施設としても見なされていたそうです。寺院はヒンドゥー教徒結婚登録局でもあったのです。
シンガポールの今後の課題
2013年12月8日夜、リトルインディア地区で、シンガポールで44年ぶりという暴動が発生しました。原因は些細な事だったようですが、シンガポールで建設現場や工場での厳しい仕事を担っているのが外国人労働者なのです。一方、シンガポール人もそうした仕事には就きたがらないのですが、国民感情としては、外国人労働者が増えることには苛立ちがあります。シンガポールの発展を支えているのが、こうした低賃金の外国人労働者だと言われています。
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